インプラントとは
インプラントとは、失ってしまった自分の歯の替わりに、チタンの人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。
インプラントは固定性である為にガタついたり、ずれたりすることがありません。入れ歯では難しかった「食べる・話す」事も、インプラント治療によりご自身の歯に近い感覚を取り戻す事ができます。
インプラントのメリット
- 自分の歯に近い感覚でかむことができます。
- 食べ物が入れ歯より美味しく食べられます。
- しっかりとかむことによって、肥満防止や老化防止、成人病予防ができます。
- かみ合わせがよくなり、仕事やスポーツでパワーアップします。
- 隣の歯を削る必要がなく、他の歯に負担をかけません。
AQBインプラントシステム
手術の際はメーカーのAQBより担当者が参ります。
担当者による立会いのもとで、第三者的な視点からオペを進めていきます。
インプラント治療の流れ
STEP1 インプラント術前検査
口腔内写真、咬合の検査、歯周病の検査、全身的疾患の把握(糖尿病、高血圧、狭心症など)STEP2 検査・目標決定
口腔内の状態、顎の骨の状態の検査など必要検査を行います。最終的な人工歯が見た目も機能も最良の状態になるよう、仮歯をつくって検討します。STEP3 診断・治療計画
人工歯の位置決めや骨量の確認をし、診断結果から治療計画を立案します。STEP4 カウンセリング
治療計画、治療の手順、治療の期間、費用についてご説明します。STEP5 インプラント埋入手術
インプラントを埋入する部分の歯肉を開き、顎の骨に埋入します。続いて開いた歯肉を縫い合わせて閉じます。STEP6 治癒期間
インプラント体と顎の骨がしっかり結合するまで顎の骨の状態にもよりますが3~6ヶ月間、治癒を待ちます。STEP7 アバットメント連結

STEP8 人工歯の取り付け

STEP9 メンテナンス
ご自宅での適切なケアと定期治療で、インプラントの長期使用を目指しましょう。 3~6ヶ月の間隔でメインテナンスを行います。このメインテナンスがインプラントを長持ちさせる第一条件となります。 当院では、3ヶ月から半年に一度は定期的に検診を受け、インプラントの状態を診断なさることをお勧めしています。インプラント治療後に起こる諸問題について
残念ながらインプラントは万能ではありません。
インプラント治療後には、わずかな割合ですが、何らかのトラブルが生じてきます。その中で最も多いのはインプラント周囲炎で、それは全体の1/4を占めます。その他には、インプラント体の破損やネジのゆるみ、上部補綴物の破損、インプラント周囲の骨の吸収などがあります。
従ってインプラント治療が施されたらそれで治療が終わるのではなく、実はその時から歯周治療のメインテナンスと同様に患者様との長いお付き合いが始まることを意味しています。
当院では、歯科医師、歯科衛生士がインプラントのチェック、咬合チェック、調整歯肉(周)のチェック、インプラント専用器具を用いたPMTCを行うことによって1度埋め込んだインプラントをできるだけ長く、良好な状態を維持しながら機能が営めるようフォローしていきたいと思っています。